荒壁をつくる_補修と竹木舞

いよいよ塗りです

自作の壁土(田んぼの土を稲わらと水とまぜて半年くらい、庭に穴をほってブルーシートでプールをつくったところで発酵させたもの)をいよいよ使うことに!!!

発酵臭がほどよい感じです。

この日のために購入したプラフネと左官鍬が本領発揮。(近所の工具店で買いました) 電動の左官用ミキサーが一般的かもしれませんが、そんなに頻繁に使わないから今回は左官鍬でコネコネ。


さっそく、塗ってみました。 まずは土壁が残っているところの補修。

色の濃いところがあとから塗った部分です。乾くと同じような土色になりました。

これまで骨材の大きい漆喰塗料や外壁材は塗ったことがありましたが、比較すると土壁塗りやすい!!稲わらが骨材なので柔らかくって素人はつくづく自然素材が施工しやすいと感じる瞬間でした。

土の感触がわかったところで、次は木舞の補修です。

土壁は竹や木の上に土を塗る構造です。よくあるのは竹木舞という方法、竹を格子状に組んで、藁紐を編み込んで土が引っかかる部分をつくりそこに土を塗っていく。

古い家の土壁は土が剥がれ落ち、竹が折れていました。

折れた竹をとったところ

ほぼないw

この壁の裏は押入れで現役で使っているので壁全面は壊せません。床下にあたる部分だけを補修します。

とりあえず竹があればいいんでしょ、ということでビスで竹を木に打ち付けました!

それっぽいからいいかな~

あ!!白アリが土台を食っている!!!!

。。。。そっと上から土を塗りました。(この部分の補修は別途やることにしました。もちろんDIY)

荒壁の素材は、土と藁と水と竹と藁と木

土と藁と水で塗るための壁土が出来ることは先ほどのとおりです。

話は前後しますが、壁の芯というか土台になる部分が木舞と呼ばれる部分です。

竹と藁縄が必要です。

自作も考えましたが、かなりの手間。農作業やほかのDIYとのバランスも考えて購入することにしました。

とSNSで書いたところ、去年、一度だけ土壁のお手伝いをさせていただいた

芳泉茶寮さん

(立派な古民家を改修されておしゃれな空間に。土壁のこと三和土のこと竈のこと、土間の改修はすべてこちらのリノベーションがお手本です。)

から、木舞用の竹をいただけることになりました。

さっそくお邪魔して手作りの木舞竹をいただいてきたのです。

あとは藁縄。ホームセンターでもよかったのですが、我が家のリノベーションポリシー「できれば国産で品質の良いもの」を専門店で購入したいなと思っていたので

ぐぐります。

木舞 藁縄 とかいれると結構、情報があります。何件か見積もりを問合せて、今回は

縄忠さん で購入させていただきました。

「創業110年の信頼と実績、縄屋 忠右衛門」

このコピーだけでもぐっときちゃいます。電話で状況をご説明するとご店主がどのくらいの縄が必要か教えてくださいました。

当初は1.5坪くらいの壁をすべて土壁にしようと考えていたので、2束を注文。6千円くらいです。(高いといえば高いのですが、それ以外が無料かつ自然素材ばかりだったのでクオリティを優先しました。)

いよいよ材料がそろったわけです。

「竹だけでできるぞ」というお言葉

隣人の元大工の棟梁が遊びに来てくれました。というかいつも作業するときはいるw

木舞をかいて、縄を編もうと思うと伝えたところ

「ビスで竹を細かく留めれば縄いらねえぞ。」

ええええええ!!

竹を縄で編むのがセオリーでしょ???

七十代の先輩に効率重視の方法を教わるたびに、日本文化が継承されないことを危惧します。1mmくらい。

ああ、ビスでね、さくっとね。

でも6千円の縄買っちゃったんだよね。

 

。。。ぜったい編む!!

 

ともあれ、ビスで打ち付ければいいというプロのお言葉に気が楽になりました。

ようは固定できればなんでもいいんだと開き直ったわけです。

とりあえず壁を骨だけにします。

この時点で、すごく気持ちがいい。いつもちょっとじめっとしている土間が解放感あふれる空間になりました。

解放感溢れすぎで冬はたまらんね。これ。

ちょっとこの開放感が捨てがたくなってしまい、三角の部分は土壁をしないことにしました。

木木舞というか、普通の壁の柱と貫が残っているので竹はビス止めでいいやと。

まわたし」はふつう竹を柱などの木に差し込みますが、ビスで固定したわけです。手抜きです。

または効率重視。

そして、木舞竹を縄で編んで固定していくわけです。

めっちゃ楽しい!!

なにこの美しさ。

このままでもいいんじゃないかな。

冬がこなければ。

 

塗ってみたのがこちら。

内側から押し込む感じで土を塗っているので、裏側からは竹と竹の間から土がむにゅっとでてきます。

この、むにゅ、をならすことを「返し」といいます。

タイミングはいろいろあるらしいのですが、例の元棟梁が「乾く前にやれ」とおっしゃるので、内側から塗り終えたら速攻返しました。

はえーな返し。

さすがに早すぎて、最初に塗った内側がちょっと凸凹してしまったのである程度固まったら正式に「返し塗り」をすることにしました。

こんな感じ。

完了。

あとはひび割れを待つばかり。

土壁は手間がかかりますが、通気や調湿の機能が高いそうです。プロがちゃんとやると強度もどんどんあがって釘が打てるようになるそうです。

ちなみに土間が湿気ているのか、土つくりが下手なのか後日壁からキノコがはえてきました。。。

かわいい!!

そんなこんなで土壁つくり、完了です。

 

 

 

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