あなたは今の人生に満足していますか?
10年前の私は自分の人生にまったく満足できていませんでした。結婚はしたものの定職にもつけず、この先どんな人生が待っているのか不安ばかりの毎日。
そんな私が地方移住して今は田舎暮らしを満喫しながら、都内の会社でライフワークバランスを取りながら楽しい日々を送れるようになりました。
大きなターニングポイントは「人生を諦めたこと」
今回は、為末大さんの著書
「諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない」
をご紹介します。
こんなあなたにおすすめの記事です!
・今の人生に満足できない
・このままの生活でいいのか将来が不安だ
・自分の人生をよりよいものにしたい
記事を書いている私はこんなひとです。
ナチュハイライフのプロフィール;
2014年に千葉県の田舎に家族で移住。
新鮮な野菜、大きな家、広い庭。都会ではかなわなかった豊かな暮らしを実現。
自分らしい生き方を見つけて実践中!自分で人生を切り拓くひとを応援しています。
たかが人生、踊らにゃそんそん
為末大さんといえば、3度のオリンピックに出場し、世界選手権では陸上トラック種目の世界大会で日本人初のメダル獲得者という偉業をなしとげた陸上界のスーパースターです。
引退後もビジネスマンとして活躍されている「走る哲学者」の異名をお持ちのかた。
そんな為末大さんが「諦める」ことの大切さを伝えてくれるのがこの本です。
私が非常に共感したのは、こんな一節です。
自分が成功しなかったのは、その分野に合わなかっただけだ。ほかに合うフィールドがあるかもしれないから、諦めて、やめて、移動するのだ。
「諦める力」より
私自身は、世間でいう成功者では到底ありませんが、「諦める」ことで人生が開けたと実感しているひとりです。
10代のころから「人生の成功者になりたい」と漠然と思っていましたが、実際の自分はなにも実績が残せないどころか、結婚したころは定職にもつけないありさまでした。
歯を食いしばって頑張ればきっといつか報われるといろいろなことに挑戦しましたがどれもうまくいかない日々。
そんな私は、30代になったある日、ガンを患っていることが分かりました。
病気になって、歯を食いしばることさえままならなくなってしまったとき心の底からこう思いました。
「とりあえず、今、幸せを感じたい!」
死を意識してはじめてそれまでの人生は「いつかわからない将来」のためだけに生きていたんだと気づきました。
それよりも、「今、この瞬間」を大切に生きないと本当に後悔しか残らないと強く思うようになって、そこから徐々に人生は変わっていきました。
今、この瞬間にある自分の人生の姿を悟る
我慢して頑張ればいつか成功を手に入れられる、なんて言ってたくせに、現実は全然だった自分。
病気になってからは、自分の情けない姿を見つめる日々でした。
仕事も満足にできず、家計を支えることもままならない
病気で将来がどうなるかもわからない
自己投資だといっては貯金もできずに結果が残せない
こんな私と一緒にいてくれた妻には感謝しかありません。。。
そして、こんな身近に本当に自分を支えてくれる人がいるんだと気づいたときに、自分も本気で変わらないといけないと思ったんです。
誰もあなたの人生を本当には救えない
病気についての情報、お医者さんは自分の病院のやり方しか教えてくれません。
原因は不明とのこと。
手術をすれば大丈夫としか言われませんでした。
再発したらまた手術ですね、とも。
お医者はなんでも教えてくれる、病気を治してくれると考えていた自分には衝撃でした。
自分よりもずっと賢くてたくさんのことを知っている誰かが、正確な情報から割り出された正しい答えを導き出してくれる。そのとおりにやれば、自分は大丈夫なはずだ。そこには、まず自分が何かを選択するという概念がすっぽりと抜け落ちている。
「諦める力」より
まさに、その通りでした。
自分が行動して選択をしなければ、自分の人生の責任は誰もとってくれない。
たとえ医療のプロフェッショナルでも原因がわからないことがあるということ、そして、再発を防ぐことは保証できないということ。
手術は1ヶ月の入院が必要だし、臓器は半分とらないといけないという診断結果に。。
本当の自分なんていない
幸い手術はうまくいきました。
それも自分や家族がいろいろな情報を集めてくれて、初めにかかった病院で勧められたやりかたよりもずっと体の負担も少ない方法を選ぶことができました。
行動をしたから実現した結果です。
人生は自分で選べるものだという実感
「諦める力」より
本当にそのとおりでした。
そして妻と私は、それまでの生活を大きく変えました。
原因が不明だとしても、できる限り健康に幸せを感じる毎日を過ごそうということで食べるものを変え、住まいも変える決断をしたのです。
食生活を変えたことはこちらの記事に詳しく書いてあります。
まとめ
新たな一歩を踏み出すためには環境を変えるのが手っ取り早い。
「諦める力」より
その後、地方移住をすることをさらに決断しました。
まさに、この本に書いてあることをひとつひとつ実践したかたちです。
この本と出合ったのはつい最近なんですけどw
私は病気をきっかけにそれまで思い描いていた目標や生き方を諦めました。
諦めて、環境を変えて、新しい一歩を踏み出したのです。
あれから10年が経ちました。
子供にも恵まれ、仕事もプライベートもバランスのとれた毎日を送れるようになり、ささやかな毎日の幸せを感じられるようになったことに改めて感謝しています。
ベースにあるのは「自分で行動を起こすこと」です。
地方移住をしても、他人の価値観で自分を評価するような生き方のままだったらこんなにも田舎暮らしに満足はできていなかったと思います。
もしこれを読んでいるあなたが地方移住をして人生の新たな一歩を踏み出そうとしているのなら、心から応援します。
新しい環境ではいままで通りにはいかないこともあるかもしれません。
そういうときは昔の自分のやりかた、価値観を、どうか「諦めて」みてください。
きっと、あなたの新しい挑戦が成功すると信じています!!
今回のナチュハイライフは「今までの人生を諦めて、成功を手に入れる」でした!
ではまた~
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