【田舎暮らしDIYer】土間にかまどをつくってみた

自宅の土間にかまどをつくってみました。 

薪で炊くご飯は美味しいうえに、オフグリッドなのでガスが止まっても煮炊きができる非常用対策でもあります。

こんなあなたにぜひ読んでいただきたい!

・土で作るかまどの作り方が知りたい

・おいしい炊き立てのかまど飯が食べたい

・田舎暮らしにあこがれている

ナチュハイライフのプロフィール;

2014年に千葉県の田舎に家族で移住

新鮮な野菜、大きな家、広い庭。都会ではかなわなかった豊かな暮らしを実現。

昔の人は何でも自分でつくっていた!を目標にDIYにはげんでいます。

かまどを作る材料をそろえよう!

メインの材料は土でOK

つくるのは土でつくる「農家かまど」です。

地元で手に入るものは移住仲間からわけてもらうことにしました。

かまどの材料①;(実際用意した量です)

・粘土質の土(30L)

・わら(1kgくらい)

・古い瓦(10kgくらい)

ホームセンターで買ったもの

ホームセンターでそろえた材料はこちらになります。

値段は合計1万円くらいだったと思います。

できるだけ昔のやりかたでつくりたくて古い瓦と土を使いましたけど、用意できなければ耐火レンガでもOKです。

かまどの材料②;(実際用意した量です)

・バーミキュライト(10L)

・石灰(0.5L)

・左官ふねと左官くわ(材料を混ぜる道具。材料が混ざれば何でもOK)

・耐火レンガ (15個)炉台と焚き口用

・耐火モルタル (25kg)

ちなみに、よく行くホームセンターは

ネットで買ったもの

田舎暮らしはネットの買い物をどんどん活用しましょう!

羽釜はご近所の古い倉庫に眠っているかなーと期待したんですけど出会いがなかったので、メルカリでゲットしました!

かま輪はネットでみつけたんですけど、ほんとネットてなんでも売ってますね!

かまどの材料③

・羽釜(1個)

・かま輪(かまどの大きさを決める基準!羽釜と大きさがあうように)

羽釜」と「かま輪」の大きさはかまどつくりのポイントです!

これでかまどの大きさが決まります

今回は外周をかま輪の半径の2倍の大きさに決めました。

(値段は、すみません忘れちゃいました。新品の羽釜は結構高かった気がします。)

 

その他に必要なもの

その他に必要なものはこちらになります。

その他に用意するもの

・左官ごて(ホームセンターでも買えます)

・ペール缶(これを基準に土をつみました。ガソリンスタンドでも買えます)

 

かまどの作り方

かまどをつくる場所とかまどの大きさを考える

最初にどのくらいの大きさのかまどにしたいかを決めましょう。

今回はペール缶が中にはいる程度の大きさで、

土間にコンクリートの場所があったのでそこにつくることにしました。

 

煙突のつける位置は十分注意してください!

壁から近すぎたり、ひとの通る場所は避けましょう。

煙突の横と縦の比率は1:2(以上)で縦に長くないと燃焼効率下がっちゃいますよ!(詳しく知りたい人は「煙突効果」で検索してみてください)

かまどを作る、作業の流れ

かまどをつくる場所をきめたらいよいよ本体をつくっていきます。

土台部分を耐火レンガでつくる

②ペール缶をおいて基準を決める

③土その他材料を混ぜて瓦をあいだにはさみながら形をつくる

④途中で煙突をつけるのを忘れずに

仕上げの左官

固まるのを待つ

完成!

 

かまどの土台(炉台)をつくろう

まずは土台つくりです。

自分の好きな高さまで土台を積み上げましょう。

私は低くてよかったのでコンクリートの地面の上に耐火レンガを耐火モルタルでくっつけていきました。

耐火モルタルは水で練るだけで使えて簡単です!

 

かまどの焚き口をつくろう

次に基準を決めるのにかまどの中心にあわせてペール缶を置きます

外周はかま輪の半径の2倍なので、そこにチョークで線をひきました。(目印です)

薪をいれる「焚き口」を耐火レンガ3つで作り、場所を決めたら耐火モルタルで固定します。

「ロストル」という薪が燃えるのを助けてくれる網みたいなもの、今回は後付けでいいやとおもってやってません。(そしていまだにつけていない。。。)

ロストルがあると下から空気が入るので薪がよく燃えます。

かまどの材料を練ろう

ここまでやってから土を練り始めました。 

山からもらってきた土バーミキュライト石灰、そしてワラを細かくしたもの水でよくこねます。

土 + バーミキュライト + 石灰 + ワラ

こねるときに使ったのは「左官ふね」というプラスチックのケースです。

これを「左官ぐわ」という鍬みたいな道具で混ぜます。

コンクリートミキサーで一気に混ぜたほうがはやいです。。。

材料にはそれぞれ目的があります。石灰固まるのを助けてくれます

バーミキュライトワラは「骨材」といって土だけでは形が支えられないところを助けてくれます

あと、かまどは厚みがあるほうが蓄熱してはやくご飯が炊けるそうなので、ぜひ試してみてください。(今回は20cm+αくらいの厚みです

練り上げた土は耳たぶくらいの硬さにします。

  

土を積んでかまどの形をつくっていこう

耳たぶくらいの固さがだせたら、積んでいきましょう

外周からはみ出ないようにペール缶にくっつかないように手をぐーにしたくらいの大きさにした土

べちゃっ

と軽く投げつける感じ外周にそって壁をつくっていきます

空気を抜くのが目的です。(パンやハンバーグと一緒ですよね!)

 

かまどの形をつくるために、途中で瓦をはさもう

だいたい10cmくらい積みあがると少し不安定になると思うので、その上に瓦を割ったものを置いていきます

そしてまた土を積み上げていきます。 

瓦のミルフィールです。

瓦が土台になるので、そこにまた泥をべちゃっとやって少しずつ壁ができていくんですね。

 

煙突をつけよう

途中で煙突をつけるのを忘れないようにしましょう。夢中で土を積んでいるうちに煙突をつけるのを忘れたのは私です。

焚き口くらいまで積んだ様子です。煙突を忘れていてあわててつけました。

 

ペール缶を越えるくらいまで壁ができたらペール缶は抜き取ってかま輪を乗せる場所を作ります。

実際の作業は土が固まる様子を見ながらすすめました。

かま輪をが乗っかると「かまど」らしくなりました。

仕上げ塗りをしよう

ここまでで下地ができました

このままだとごつごつしているので、仕上げの左官をします。

練り上げた土を左官ごてを使いながら、下地に上塗りしていきます。

最後は少し水をつけながらやるつるっと仕上がりますよ!

(もうひとつ右側にかまどをつくって合体させる予定なので少し右に膨らんでいます)

 

かまどでご飯を炊いてみよう!

固まるまで2週間くらいはかかるので釜をのせるのは我慢しました

外側がカッチカチに固まったらかま輪にふたをして火をおこしました。これは内側からも乾燥させるのが狙いです。

 

かま輪に羽釜をのせてもぐらつかないようになったらいよいよお米を炊いてみます!

一晩浸水したお米を羽釜にいれて、ふたをします

かまどに火を入れていきましょう。焚火の要領で少しずつ火を大きくしていくとゴーゴーと空気が流れていく音がしてかまどがあったまっていきました

 

吹きこぼれるまで薪をくべて加熱しましょう

湯気が出てきたら沸騰したサインです薪が燃える様子を見ながら加熱を続けて吹きこぼれたら薪を追加するのを止めます

まだ炎がたっている大きな薪があればトングなどでとりだして火力を調節します吹きこぼれて15分くらいしたら釜のふたをとってみます

ふっくら炊けていたらさらに10分ほど蒸らしますこの時薪は炭になって「おき火」になっていればそのままでOKです。

もし「おひつ」があれば絶対「おひつ」使ってください。

火加減のコツは「吹きこぼれるまで薪を投入して加熱」「吹きこぼれたらそのままにする以上です

 

美味しい「かまどご飯」を楽しんで下さい!

 

羽釜でご飯を炊くときのもう少し詳しい記事はこちら↓

  

今回のナチュハイライフは「自宅にかまどをつくってみた」でした。

ではまた~

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