田舎暮らしで思春期を過ごすメリット・デメリット

自然に囲まれた環境で子育てしたくて地方へ移住する人はいますが、その子供たちが思春期を迎えたとき、本人にとって田舎暮らしはメリット・デメリットどちらでしょうか?

今回の記事は10代・20代の方が田舎暮らしをするメリット・デメリットをまとめました。

ちなみに私は20代まで田舎育ちで、その後、東京で生活をしていました。この経験も踏まえて今回の記事を書いています。

この記事を書いているのはこんな人です。

ナチュハイライフのプロフィール;

2014年に千葉県の田舎に家族で移住。

新鮮な野菜、大きな家、広い庭。都会ではかなわなかった豊かな暮らしを実現。

自分らしい生き方を見つけて実践中!自分で人生を切り拓くひとを応援しています。

「田舎育ち、都会に憧れます。」という方へ

事実、若者は都会へ集まっている

まずはこちらの記事のご紹介。

コロナ禍を活かせない地方が抱える「3つの闇」
安倍晋三首相がついに辞任を表明、約7年8カ月続いた第2次安倍政権も終わりを迎えます。そのなかで、比較的前半の時期の2014年に発表された「地方創生」は、日本社会において、地方に向けて一気に熱い目線が向けら…

 

とくに注目したいのが「若者・女性」は引き続き都市へ流入しているという指摘です。 実際に、総務省のレポートでは2019年の東京都の世代別の人口移動は22歳が特に転入超過しているのがわかります。

stat
年齢各歳別都道府県間移動者数 -住民基本台帳人口移動報告2019年(令和元年)結果(詳細集計)から-

メディアにあふれる都会の情報

インターネットの発達が凄まじい、とはいえ、テレビラジオ雑誌といったメディアには圧倒的に「都会の情報」が流れています。

例えばドラマの舞台設定はほとんどが「都会」です。 グルメ番組は都会のお店をたくさん紹介していますし、アニメの学校も「都会」的な場所を描いていることが多い。

これはもうずーっとそうですが、若者が触れる情報の多くが都会の情報というのが日本の状況です。

個人的な経験も踏まえると、こういう情報の偏りが「都会へのあこがれ」を助長している気はします。

田舎に住んでいるから「田舎者」ではない

最近は少しずつ状況が変わってきていますが、「田舎」はバカにされるという風潮がありました。

都会はカッコよくて、田舎はカッコ悪いとかそういうやつです

でも、「都会のやり方」を知らないだけでバカにされるのはなんだかおかしなはなしです。

いっぽうで、田舎が窮屈だと思う人は多いようです。 それが、先ほどご紹介したように若者が都会へ流れ込む現実を作り出しています。

「田舎者」という言葉には、「性差別的」だったり「多様性を許容しない空気」だったり「年齢による差別」をするようなニュアンスが含まれていると感じます。

女性や若者が田舎から都会に出ていってしまう(そして、多くの人は戻りたいと思っていない)現実は、「田舎者」の作り出すコミュニティにデメリットを感じる人が多いということのようです。

思春期を田舎で過ごすデメリット

具体的なデメリット、特に思春期の田舎で過ごすデメリットをまとめてみました。

車がないと行動範囲が狭い

田舎では車が必須とよくいわれます。 交通機関も発達していないので車がないと生活できないと感じる人がほとんどです。

いっぽうで18歳まで免許はとれないので、高校を卒業するまでは自転車か親の送迎が必要になります。

若者が集まるような場所は点在している(もしくは、そんな場所はない)ので、行動範囲は以上に制限されます。

渋谷から原宿までは徒歩で移動できる上に、その間にはたくさんのお店やたまり場があるのと比べるとずいぶんと状況が違いますよね。

偶然の出会いは限られている

これは個人的な問題だったかもしれませんが、徒歩で移動している人がほとんどいない田舎では「偶然の出会い」は確率的に低かったです。

人の数が少ないので、「出会い」そのものが圧倒的に少ない。

ただし、大人になって移動手段や情報発信などできるようになると面白い出会いがたくさんあるのが田舎の不思議です。

とはいえ、道端でぶつかった異性と恋に落ちるような状況はないことは確かです。

同世代が少ない

出会いの数が少ないうえに、同世代はもっと少ない。

だいたい、中学校まで1クラスみたいな状況で「若者」の数が少ないのは現実です。

いまどきは、デジタルネイティブな世代なので地理的な距離は問題にならない、という人も増えているようですが。

学校以外のコミュニティに所属して、いろいろな同世代と交流してほしいなと思うところです。

 

思春期を田舎で過ごすメリット

田舎育ちはメリットもあります。

空気がいい。体に良い環境で暮らせる

これは子どものことから田舎育ちだと気づかないことかもしれませんが、都会よりは田舎のほうが圧倒的に空気が綺麗です。

人の体は自然に近いほうが良いので、メンタルは別にして、体的にはメリットです。

ただし、地方都市でアスファルトに囲まれた生活だと田舎育ちのメリットがあまりないことは、ありますね。

 

都会との情報格差はどんどんなくなってきている

地理的な格差は昔よりもどんどんなくなってきています。

オンラインで学習できることも増えていますし、エンタメも含めて都会にいないと入手できない情報はなくなってきています。

例えば昔は都会に行かないとネイティブ英会話なんてできませでしたが、今は違います。

>>コスパのいいオンライン英会話スクール5つ【田舎暮らしでも英語力アップ】

田舎にいてもできることが増えている時代になってきました。

まずは行動すればOK

どこに住んでもいい

思春期を田舎で過ごすメリット・デメリットはいかがだったでしょうか?

もし、あなたが田舎育ちで都会に住んでみたければ、一度住んでみることをおすすめします。

思ったよりも地元が良かったという場合もあれば、都会の空気が気に入る場合もあります。

ちなみに私は育った田舎とは違う場所に地方移住して快適に過ごしていますので、どこでも好きなところに住めばいいと思っています。

自分でやってみる

それよりも、これからの時代は住んでいる場所や年齢に関係なくいろいろと自分でやってみる、ということオススメです。

中学生でも起業する時代です。どこにいても最先端の情報を入手することもできるようになりました。

その気になれば大人になる前にできることがたくさんある良い時代、デメリットをひっくり返す方法もたくさん見つかると思います。

まとめ

変わっていく世界

今回ご紹介した田舎で思春期を過ごすデメリットは、少し古いデメリットかもしれません。

ネットが発達し、若者のコミュニケーション能力はどんどんレベルアップしています。

むしろ田舎にいても自然を感じられない生活をしていたら、田舎育ちのメリットがない人も多い気がします。 休みは一日家の中で過ごしているような生活は都会でも田舎でも似たようなものですから。

どこに住んでいるかより、何をしているか

これからの時代は、田舎に住んでいるから遅れているとか、都会に住んでいるから自然を知らないとかそういう違いがなくなっていきます。

毎週のようにキャンプに行くような都会の中学生は、もしかしたら田舎育ちのひとよりもたくさん自然に触れあっているかもしれません。

地方に住んでいても、海外の大学の授業をオンラインで受けられるようなことも出てきました。

「どこに住んでいる」よりも「何をしているか」、これは年齢の壁を超えた時代のトレンドです。

住んでいる場所に制約される時代は終わりを迎えつつあります。

もし、あなたが思春期を田舎で過ごしているとしたら感じている不満は何でしょうか?

ぜひ教えてください。

ちょっとしたヒントがあれば,それは解決できることかもしれませんよ。

 

今回のナチュハイライフは「田舎暮らしで思春期を過ごすメリット・デメリット」でした。

ではまた~

コメント

タイトルとURLをコピーしました