自然災害で避難をしなければいけない状況でも、避難所が不足して建物被害がなければ「在宅避難」をすることになります。
この記事では、在宅避難時に備えて備蓄食料だけでつくれる美味しくて手早くつくることができる「雑穀料理」のメニューをご紹介します。
普段から「雑穀料理」を作っていると、いざというときでも「いつもの食事」が食べられるうえに、美味しくて時短料理にもなるので、参考にしてみてください。
この記事を書いているのはこんな人です。
ナチュハイライフのプロフィール;
2014年に千葉県の田舎に家族で移住。
新鮮な野菜、大きな家、広い庭。都会ではかなわなかった豊かな暮らしを実現。
自分らしい生き方を見つけて実践中!自分で人生を切り拓くひとを応援しています。
カセットコンロだけで作れる雑穀料理のメリット
メリット1:雑穀は備蓄ができる
雑穀は、米と同じく備蓄ができる食品です。 この雑穀を使って、実は、いろいろな料理をつくることができます。
普段から雑穀を備蓄しておくことで、非常時にも温かく美味しい料理を食べることができるのです。
おもな雑穀;
高キビ:日本に古くからある雑穀のひとつ。桃太郎のきびだんごで有名。栄養価が高く、食物繊維、ミネラル、鉄分を含む。また、ビタミンB、ビタミンEも豊富。炊いた高キビはひき肉のような食感で、ボリューム感があってジューシー
ヒエ:イネ科の穀類。白米よりも栄養価が高い。タンパク質、マグネシウムなどを含む古くから日本でも食べられていた雑穀。もちもちとした食感で、ヒエの粉は粘りがありババロアのような食感が得られる。
アワ:もちもちとした「もちあわ」とさらっとした「うるちあわ」がある。鉄分が豊富で、ビタミンEやパントテン酸も多く含んでいる。炊いたもちあわはチーズのような食感。クリームやソースに最適。
メリット2:肉や魚のようなボリュームと味わいが表現できる
炊いた雑穀は、肉や魚のような食感があり食事にボリューム感がでます。 肉や魚を食べないビーガン食の人はこの特徴を生かしてハンバーグやフライにして食べるひともいるくらいです。大豆ミートよりも栄養価が高く普段の食事に取り入れることで、より健康的な食事になります。
メリット3:カセットコンロがあれば調理できる
基本的には米と同じように「炊く」調理が多い雑穀ですが、炊いた雑穀は他の具材と混ぜるだけなのでカセットコンロがあれば調理できます。(ちなみに米もカセットコンロで炊くことができます。)
最近はアウトドアブームですが、肉や魚のような冷蔵保存が不要なのでキャンプの時でも雑穀料理を覚えていると旅先で簡単に調理ができてしまうのです。
ポイントは素材と調味料
ポイント1:できるだけオーガニックなものを使う
美味しい料理の基本は、材料です。 材料が良ければそれだけで美味しくなってしまいます。
なので、雑穀はできるだけオーガニックなものをオススメします。
ポイント2:調味料が決め手
そして、味の決め手は調味料です。
大量生産されたものではなく、こだわりの調味料を使うと「ダシ」やいろいろな調味料を使わなくても美味しい料理をつくることができます。
シンプルな調味料だけで旨味がでて料理時間も短くすむため在宅避難の際にも手早く調理が終わります。
「味噌」「しょう油」「塩」「油」にはこだわろう
とくにこだわりたいのは、味噌・しょう油・塩・油です。
天然菌でつくられた味噌はダシがなくてもしっかりと旨味があるので、具材と味噌だけで栄養価の高い美味しい味噌汁が作れてしまいます。
天然菌と自然塩でつくられらしょう油は水で薄めるだけでそばつゆにもなり、ご飯にかければそれだけでおかずになってしまうような満足感があります。
塩は海塩がおすすめです。ミネラルが豊富で、お湯にとくだけでもダシをとったおすましに負けない旨味があるので特に非常時にはおすすめの一品です。
最後に油。市販のサラダ油はご飯にかけてもおいしくなりませんが、昔ながらの製法でつくられたなたね油などはしょう油と一緒にご飯にかけると卵ご飯のような味になるのが不思議です。
美味しくて素早くつくれる雑穀料理
ここでは、雑穀料理の写真をご紹介します。実際の作り方やレシピは一度プロに習ってみましょう。
高キビのミートソース風パスタ
高キビのハンバーグ
アマランサスの和風パスタ
車麩のカツカレー
たくあんを使ったサルサソースのタコライス
こちらは以前記事に書いているのでご覧ください。
五穀米のご飯
ヒエ粉でつくったババロア
まとめ
普段の生活から、電子レンジを使わずにインスタントのコンソメやダシを使わないようにしておくといざという時でもいつもどおりの料理をすることができます。
雑穀をつかった料理はあまり一般的ではありませんが、栄養価が高く備蓄ができる自然素材です。
作り方やレシピに興味がある方はぜひこちらの教室など、全国にある雑穀料理の料理教室で実際につくりかたを教わってみることをお勧めします。
今回のナチュハイライフは「災害時でも温かくて美味しい料理を食べる災害時でも温かくて美味しい料理を食べる」でした。
ではまた~
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